厚生労働省レクチャー(1)年金問題の現状報告
今日は少しどんよりと曇りがちな朝を迎えました。今日は国会日程がな
いので午前中は厚生労働省から今後厚生労働委員会で審議される「年
金一元化」についてのレクチャーを1時間半ほど受け、午後からは「年金
記録漏れ問題はじめ年金相談の体制や現状について、第三者員会につ
いて、市町村職員の年金保険料着服の事案、社会保険庁職員による横
領等事案について、4人の各担当者より2時間も現状報告を受けました。
「年金一元化」については初回ということもあり、制度の歴史から今回の
改正に至る経緯、今後どうなるのかについて総論的なことを伺いましたが、
まだまだ勉強をしなくてはなりません。来週にまた引き続きレキチャーを
受けることにしましたので、自分の中でしっかり理解ができたら、みなさん
にも報告をします。年金問題については、この6月11日から9月11日の
約4カ月で受け付けた電話受付件数は498.277件、回答件数は 484.635件、
未処理件数は 13.642件となり、約11日ほどで問い合わせに回答できる
ようなったそうです。
次に「消えた5000万件」と言われてきましたが、現在(平成19年7月末
日現在)では、60歳未満や60歳以上の方、生年月日が特定できない方
の確認作業が進み、当初の5000万件から4870万件までに解決されて
います。「名寄せ(名前・生年月日・住所の本人照合)」と呼ばれる作業を
効率化するシステムも年内に開発され、まず第一弾として今年12月から
来年3月にかけて名寄せ作業の結果で記録に結び付く方々に「ねんきん
特別便」が郵送され、確認作業を行います。次に来年4月以降、すべての
年金受給者の方にも「ねんきん特別便」が郵送されることになります。と
同時に引き続き、各地域の社会保険事務所での来訪相談や電話問い合
わせ、文書による問い合わせによる相談を行い、早急に1件でも解決され
ていくことになります。 次に年金記録確認第弟三者委員会は年金記録の
ない方のために年金記録の有無の公正な判断を行う委員会ですが、現在
は全国に50か所に設置されています。昨年8月からの問い合わせ件数を
含めて、受付総数は約1万3千4百件、社会保険庁に年金記録の訂正が
行われたのは137件です。 次に市町村等職員による国民保険料の着服
事案は、そもそも8月初めの総務省の年金記録問題検証委員会が社会保
険庁に対して着服事案の有無について調査以来をした結果、昭和35年か
ら平成13年までで着服件数は101件、その合計金額は約2億4千万円、
刑事告発が17件、告発なしが68件になります。今後はこの告発なし68件
に対して、告発を行うか否かが争点になります。
社会保険庁職員による横領等事案も上記の職員の事案と同様に調査され、
年金保険料のよる横領等、年金給付金にかかわる横領等、そのほか給付
金に関わる横領等を含めて50件、合計金額は1億7千万、刑事告発が27
件、告発なしが15件になります。今後はこの告発なしに対して、どう処分し
ていくかになります。
以上少しずつですが、確認されつつある5000万件は解決の方向に向か
っています。システムが早く立ち上がり、本人確認がなされ、また第三者委
員会も早急に処理ができるように体制を整えていくことです。また着服や横
領事件は徹底した調査を行い、厳重な処分を行うべきです。現在は各地域
の社会保険庁職員一人一人にもヒアリングが行われなど調査が徹底されて
いるそうです。この年金問題は、福田内閣のもと新たに舛添大臣のリーダー
シップで、スピィーディにこれら年金問題のスケジュールどおりの解決、年金
制度の見直し、職員による事案の厳重な処分が行われることです。今後、私
も厚生労働委員会委員として大臣を支えていきたいと思います。
「年金問題」のレキチャーの資料