京都南部に裁判所を作ろう!
今日は京都駅前のキャンパスプラザで京都弁護士会主催で
シンポジウムのパネラーとして参加しました。
このブログをお読みのみなさんには
「何で裁判所??」と私との結びつきがピンと来ないかもしれませんが、
関係があるんですよ。
毎年京都府選出国会議員と京都弁護士会の役員のみなさんと
意見交換会があり、昨年の6月にその場で私が地元京都府南部に
裁判所がないが、弁護士会として取り組まないのかと
詰問したことから始まります。
私の地元京都南部は
京都府の中で一番大きい地域で12市町村からなり、
人口約56万人もあり、
全国的にも人口は著しく増加している地域です。
しかし現在は宇治市と木津川市に簡易裁判所があるだけで
地方裁判所と家庭裁判所は京都市内にしかありません。
戦後あらたに京都家庭裁判所や簡易裁判所が生まれていますが、
明治23年以来は新設がないまま過ぎ、
人口増加や地域社会の変化などにも関わらずに
裁判所の偏在の問題がおきています。
福知山市、舞鶴市、宮津市には地方裁判所と
家庭裁判所の支部がおかれています。
例えば調停制度を利用するにも身近な問題である相続や
離婚などの家事調停は京都市内の家庭裁判所まで
交通費をかけ、1時間から2時間はかけて行かなくてはなりません。
京都弁護士会の調べによると
南部54万人口に対し、弁護士の数は9人しかいません。
また民事事件は約1万件の潜在的ニーズがあり、
家事事件も約4500件のニーズがあると言われています。
しかし普通の人は物理的に、
経済的に、社会的になどで裁判所に駆け込みにくく、
身近に弁護士に相談しにくいというのが現状です。
今後、新しく裁判所は設置できるのか、
あるいは今ある簡易裁判所に家庭裁判所の支部を設置できるのか。
今日は第1部で基調講演をされた木下麻奈子同志社大学教授、
そして第2部パネラーとして
京田辺市の八島明子消費生活専門相談員、
木津川市加茂町商工会の谷村事務局長、
山城ひまわり基金法律事務所細川弁護士が参加されました。
それぞれの立場から離婚から多重債務、相続の問題、
自動車事故などの相談を受けられ、
その相談ごとに専門家を紹介して
解決の糸口を見つけるそうです。
このシンポジウムにあたり、
管轄している最高裁判所の担当者から裁判所の設置は
可能かどうか聞いたところ、人口の増加や地域経済の状況、
将来の発展の可能性、事件数の動向、
交通事情などを総合的に判断するそうです。
最高裁が言うには京都府南部の人口規模は比較的大きく、
簡裁での民事事件数等は増加傾向にあるが、
全国各地の簡裁の事件規模からすれば
それほど多くないとはいえないこと、交通事情でみれば、
本庁から遠い木津簡裁から1時間強と、
全国的な配置の状況から見ると、遠いとはいえない。
今後支部設置については、
全国的な支部の配置状況を踏まえながら、
現在の交通事情を前提として、
人口動態や事件数等の推移を見守りたいということです。
また議論の中に裁判所自体に特徴づけをしたらどうかということで
「こどもをめぐる問題なら、あそこに駆け込めば・・・」という
「こども裁判所」を創設したらどうかという話が出ました。
家裁の少年関係の機能を持たせ、
総合的にこどもにかかわるあらゆる司法問題を扱い、
少年裁判部、こども人権救済部、養育部、学校関係部を置き、
こどものあらゆる問題を解決する裁判所です。
日本で唯一の
「こども裁判所」が京都府南部にできたら素晴らしいと
思いをあらたにしました。次回は京都府南部最南端の南山城村で
開催しようと声をあげました・・・この議論はつづきます!
追伸:私はもしこのまま政治家になれなければと思い
大学時代に司法試験を受け、一度は法曹の仕事、
検事を志しました。
地元京都南部に裁判所を作るという目標を実現させることで、
自分が果たせなかった「人を助ける」夢が叶うように思いました。
俵万智のサラダ記念日ではありませんが、
「小春日和に誓う、今日は裁判所設置記念日」