歴史的な一日:56年ぶりのみなし否決
いよいよGWに突入しましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今日の国会は、与野党が激突し、緊迫した1日でした。
まず、8時30分から自民党道路調査会が開かれ、
これまでの経過説明、今日の再議決に向けての一致結束した
行動を求めるよう、話がありました。各議員からは、
総理が来年度より道路特定財源を一般財源化するという
強い決意が何よりも大きなものであり、
決して自民党がその足を引っ張っているわけではない、
地方と都市部の格差をどう埋めていくのか今後しっかりと
議論をしなければならない、税金のムダ遣いが国民から
見て大きな問題であり、行政改革の議論とセットで、
ムダを排除するよう徹底的に、そして与党が厳しい目で
問題点を見つけ出していかなければならない、
今後の議論が骨抜きになれば、
次の選挙では自民党は勝てない、
スピード感を持って年内の早い時期に、
今後のしっかりした案を作るべき等々の意見が出ました。
その後、国会対策委員会が10時からあり、
今日の一連の動きについて予断を許さない緊張した
国会運営になるから各議員は代議士会のある14委員会室で
待機しているようにと話があり、一度部屋に戻ったところ、
11時に再度国対から呼び出しがあり、本会議場へ向かう階段を
上ると何やらガヤガヤと怒鳴り合う声がしていました。
民主党を中心に、議長が部屋から出られないよう、
「解散・総選挙」「ガソリン税反対」「道路財源を一般財源化」など
書かれたプラカードを持つ議員らの大きな声とともに50人ほど議員が
バリケードを作り物理的行動を行っていました。
いつもの審議拒否等の時にブログで述べていますが、
国会は言論の府です。今回の道路特定財源の問題にしても、
多数を持つ参議院では2ヶ月経った今でも議決をしていません。
これまで参議院は、良識の府と言われ、どんな状況にあろうとも
結論はきちっと出してきました。それが野党の審議拒否により、
審議入りが大幅に遅れたにもかかわらず、
2ヶ月経った今でも結論を出さないというのは、どういうことでしょうか。
私たち与党は、国民の生活に責任を持ち、
また皆さんに取って嫌なことでも、それをしっかりと説明し、
ご理解いただかなければならない責任があります。
確かに、地元を回っても、ガソリンの再値上げについて、
色々な方から厳しいご意見をいただいているのも事実です。
しかし、6区内を見ても、多くの道路整備が中断しており、
このまま見通しが立たない状況では、
かえって皆様にご迷惑をかけることになります。
来年度から特定財源を一般財源化するという総理の強い
メッセージがある以上、私たちはそれに向け、
そして地方の道路財源をどう確保するのかをしっかりと
議論したうえで、皆様に安心していただけるものを
作り上げていくことこそ、与党の責任であると考えておりますので、
どうぞご理解いただきたいと思います。
そして、それを阻止するために野党が議長の本会議場入りを体で
阻止しようとする姿は決して許されるものではないということも、
是非訴えたいと思います。
そのような中、1回目の本会議は午後1時からの予定でしたが、
民主党議員を中心に、議長が部屋から出られなかったために
2時開会となりました。
私も議長に危害が及ぼされないよう、
「議長を守る隊」の隊長を仰せつかり、同僚の1年生女性議員らと共に、
「小泉チルドレン帰れ!」などと言われながら廊下でもみ合いながら、
なんとか本会議場に入りました。
冒頭に河野議長より
「民主党議員と思われる人たちの妨害で本会議入場ができなかった。
かかる行為ははなはだ遺憾である」と述べられました。
議案は保険法(法務)、暴力団の不当行為防止法(内閣)の採決の後、
「みなし否決動議」の採決がありました。
これは、憲法59条4項に規定された、衆議院で可決し、
参議院に送付した法案が60日以内に議決しない場合、
参議院は否決したとみなし、
衆議院の出席議員の2/3以上で再可決すれば成立すると
定められており、まずは与党が提出したみなし否決の動議
(大島理森君他102名提出)の取り扱いを計りました。
おなじ野党でも、共産党は堂々と出席して反対討論を行いました。
この姿勢については高く評価したいと思います。
1回目の本会議終了後、本会議は休憩となり、本会議場で待機をしました。
河野議長も本会議場を出ると、また抵抗にあい、本会議場へ入れなくなる
可能性があるため、そのまま議場で待機されました。
このようなことは滅多にあることではなく、国対上の策だったようです。
待機中に参議院での動きを見つつ、その後、15時40分から2回目の
本会議があり、まずは1回目の動議の取り扱いを起立採決で可決した後、
地方税関連3法案を記名採決し、
投票総数348(2/3の可決には232が必要)、
賛成336、反対12で可決、その後、国税関係2法案の記名採決を行い、
投票総数349(2/3の可決には233が必要)、
賛成337、反対12で可決されました。
これでようやく税制関連計5法案が再議決、成立の運びとなりました。
この採決には、もちろん民主党は棄権です。
このみなし否決による再可決は56年ぶり2度目だそうです。
ではこの後、地元へ帰ります!この与野党の攻防は続き、次なる
山場は道路整備費財源特例法改正案の再可決を行う5月13日です。
福田総理に問責決議案が提出されるのか予断を許しません。
※「道路関連法案等の取扱いについて」の政府・与党決定は、
4月11日のブログをご参照ください。
追伸:
うら話その①:
今日、議長がされていたネクタイは私たち女性議員が贈ったネクタイ
でした、きっと勝負ネクタイなのでは?とひそかに女性議員と話していました。
うら話その②:
議場外乱戦中に突然ハマコーこと浜田幸一先生が乱入してきました。
突然の登場にしばし驚きでしたが「おもえら、若い議員が
しっかりしないからこんなことになるんじゃい!しっかりせい!」と
檄を飛ばしていました。突然の登場と檄に「??」でした。
どうもテレビに出演するためのお騒がせだったようです。
うら話その③:
本会議には田中真紀子先生は正々堂々を出席され
(民主党の席に一人だけ座っているので目立ちます)、
反対の青札を出していました。
そもそもこのガソリン税の暫定税率は34年前に田中角栄前総理が
議員立法で作ったものなのに「反対」です。
この真紀子先生の迫力を感じざるを得ませんでした。
混乱のさなかの一枚


























