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2008年06月12日

何だか国会模様も梅雨模様・・・福田内閣“信任”決議案

昨日は蒸し暑く、夏の訪れを感じていましたが、
今日は一転また梅雨空に戻りました。
何だか国会模様も梅雨模様・・・。
昨日、参議院で福田首相問責決議案が可決されました。
残念ながら、現憲法下においては、首相の問責決議可決は
初めてのことだそうです。これを受けて、衆議院で今日、
与党提出福田内閣信任決議案が、共産党を除く野党欠席の中、
投票総数346、賛成336、反対10で可決されました。
昨日の問責決議案は、野党の理不尽な対応により提出されました。
そもそも、問責決議案には法的拘束力がなく、
提出するなら法的拘束力のある不信任決議案を衆議院に
提出すべきです。また、民主党は後期高齢者廃止法案を重要法案と
位置付け、参議院で強行採決を行いました。
相変わらず民主党は与党が審議拒否をしていると言っていますが、
今日の衆議院本会議でその廃止法案の提案理由説明と質疑を
行おうと、与党は提案したにもかかわらず、本会議を欠席し、
審議に応じませんでした。審議を自ら放棄したのは民主党なのです。
そして、今日予定されていた党首討論も審議拒否により中止となり、
今国会では行われないことになりました。
しかも衆議院で承認された、
東南アジア諸国連合(ASEAN)との経済連携協定(EPA)など
6条約の審議が、参議院外交防衛委員会では全く行われず、
外交関係を考慮し、やむを得ず6月21日(金)まで6日間の
国会延長を、明日の本会議で決めることになりました。
このことこそ、税金のムダ遣いと言わざるを得ません。

今日の本会議では、谷垣政調会長が福田内閣信任決議案に対する
趣旨弁明を行いました。提案理由を明快に述べておられるので、
以下に記します。(全文記載)

【福田内閣信任決議案に対する趣旨弁明】
自由民主党の谷垣禎一です。
私は、自由民主党および公明党を代表して、ただいま議題となりました
「福田内閣信任決議案」に対し、提案の趣旨をご説明し、
ご賛同を賜りたいと存じます。まず、決議案の案文を朗読いたします。
『本院は、福田内閣を信任する。 右、決議する。』
福田内閣は、昨年9月に発足して以来、内外に重要な課題が
山積するなか、国民生活の安定や国益の実現、国際社会に対する
貢献のために全力を尽くしてまいりました。
野党側の意見にも真摯に耳を傾けながら、真に国民の利益を
願いつつ、責任ある政治の遂行に、
まさしく心血を注いできたのであります。
C型肝炎被害者の方々の救済にあたっては、
福田総理の、あるいは自由民主党総裁としての決断が、
会派を超えた速やかな立法対応へとつながりました。
本年度の予算については、成長力強化や地域再生に配慮しながら、
新規国債発行額を前年度以下に抑えるなどメリハリの利いた
予算編成を断行し、政府与党の緊密な連携のもと、
しっかりと年度内成立を果たし得ました。
長年の経緯のなかで生じてきた年金記録問題については、
その解決に向けて着実な対応を行うとともに、
こうした事態を二度と繰り返さないための社会保険庁改革に
取り組んでおります。
暫定税率の問題では、国民生活や地方財政に混乱をもたらすべきでは
ないとの考えのもと、総理としての責任を全うするため、
野党の主張も踏まえて大胆な見直しを決意され、
「道路特定財源は本年の税制抜本改革時に廃止し、
21年度から一般財源化を図る」と表明のうえ、
その後の政府与党の政策決定をリードされました。
公務員制度改革においては、政治主導を強化し、公務員が責任と
誇りをもって職務を遂行できる制度の実現に向け、総理の力強い
指導力によって、法案の成立が図られたのであります。
外交面においても、福田総理はその卓越した能力を発揮されております。
テロとの闘いに参加し、我が国の責任を果たそうとする堅い信念のもと、
異例の越年国会を経てインド洋上の給油活動が再開し、
国際社会から高い評価を受けております。
さらには総理就任以来、米国、中国、韓国、ロシアなどの首脳と
会談を積み重ね、また先般のアフリカ開発会議における積極的な
外交努力は記憶に新しいところです。
来月に開催を控えている北海道洞爺湖サミットでは、地球温暖化、
貧困、食料価格高騰など、世界が抱える問題解決のため、
持てるリーダーシップを縦横に発揮され、議長国にふさわしい成果を
挙げていただけるものと強く確信いたしております。
しかるに、昨日、残念ながら参議院において可決されました
内閣総理大臣の問責決議案は、まったく理不尽の極みでありました。
そもそも内閣不信任決議と違って、問責決議には憲法上の根拠は
全くなく、これをもって内閣に総辞職又は解散を迫るということは
内閣に対する信任・不信任の議決を衆議院にのみ認める憲法の
精神を捻じ曲げることになります。
どうして内閣不信任案を衆議院に提出しないのか、
疑問は尽きないところなのであります。
しかも今回の問責決議は、参議院厚生労働委員会において、
理事会で各党の発言を封じてまで採決を強行した
「後期高齢者医療制度廃止法案」に関し、与党が審議に応じないかの
如き提案理由をあげておりますが、これは全く間違いであり、
本日の本会議に再三、「廃止法」の趣旨説明・質疑を与党から要求
したにもかかわらず、それを議院運営委員会や本会議の欠席という
審議拒否で放棄したのは民主党そのものであります。
我々は「廃止法」の議論を通じ、廃止するならば、
その後の制度がどのようなものになるか等、野党とりわけ民主党の
考えを質したいのであります。自ら原因を作りながらあたかも与党に
責任があるかの如く主張する独断的な姿勢こそ問責に値する
ものであり、行政府の長たる内閣総理大臣を問責することは
筋違いも甚だしいと言えましょう。
さらに言えば、野党諸君が提出したこの「廃止法案」は、
医療制度や社会保障制度に関する議論を放棄して、
すでに限界が指摘されている制度に戻し、
しかも具体的内容は政府側に丸投げするという、
極めて無責任な法案です。長寿医療制度は、
長年社会に貢献してこられた方々の医療費を国民みんなで
支える仕組みを作るものであり、今後の高齢社会を見据えれば、
不可欠な制度であります。
思い起こせば野党、特に民主党は、参議院第一党としての責務を忘れ、
重要な政策遂行に関して実質的な話し合いに応じることなく、
予算や重要法案などにも対案を示さず、いたずらに
反対を決め込んできました。同意人事にあっては、
国を代表する日銀総裁ポストの選択肢を狭めてしまいました。
国民生活や国益を犠牲にし、混乱を引き起こすことは、
安定した政治に期待する多くの国民の声に背くものであります。
福田内閣は「ねじれ国会」という厳しい国会情勢のなかで、
内外に山積する課題に果敢に
挑戦し、その職責を十二分に果たしています。
「派手な言葉が踊るだけでは何も変わらない。
政治は行動であり、結果である」、福田総理は今国会冒頭の
代表質問でこう答弁しました。
まさしく有限実行、総理は我が国の将来と国民生活の安定を
最優先に、常に誠実に国政に取り組んでいるのです。
また内閣を構成する各国務大臣についても、いずれも精励にして、
国務を担当するに至極適任であると考えます。
以上が、福田内閣信任決議案を提出する理由であります。
皆様の絶大なるご賛同を心から期待申し上げ、
私の趣旨弁明を終わります。その後、公明党の井上義久議員から
賛成討論、共産党議員から反対討論があり、採決、可決となりました。
また、日銀審議委員の同意人事も併せて、同意されました。

その後、第3回目の食料戦略本部では
「FAO食糧サミットの結果報告について(外務省)」と
「消費者からみた食料政策について」消費者団体からのヒアリングがあり、
次に「子どもたちの楽しく安全な遊び場を考える議連総会」に出席しました
(今日はブログが長いのでまた明日報告します)。

福田内閣“信任”決議案
6121.jpg
本会議欠席の野党席(奥の名前の札が伏せられたまま)
612.jpg


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