夕べ2週間ぶりくらいで東京に帰りました。東京も暑いです。
午前中にきれいになった会館事務所に入り、いろいろと資料や
打ち合わせをして、午後から研修会場にバスで行きました。
5月に谷垣派と古賀派が合流して新生宏池会になり、
初めての研修会がありました。
場所は山梨県の富士急ハイランド内のホテルでした。
総勢50名以上の先生方が集まり、まずは古賀会長から挨拶がありました。
「来るべき総選挙へ向けて、皆さんもそれぞれの選挙区を
回っておられると思うが、次の衆議院選挙は、国民に対して
責任を持って政権担当能力がある政党はどこなのかを問う
選挙となる。今後、限られた時間の中で、国民に認識、
理解してもらうためには、税制や予算編成が重要となる。
党では政策責任者である谷垣政調会長を中心に、
また我が政策グループでも政策議論を行って、
その政策を実現しなければならないと考えているので、
皆さんにも頑張ってほしい。」
次に日本総合研究所の寺島実郎会長から、基調講演がありました。
中身は世界の中で、現在の日本はどのような立場にあるのか、
様々な数字を基にした興味深いお話でした。
1.米国について・・・イラク戦争での米軍兵士の戦死者は4112人。
アフガンでの死者533人を合わせると、9.11後の米軍戦死者は
4645人で、19世紀100年間の対外戦死者(4000人)を大きく
上回った。これは、米国の疲弊-イラクシンドロームを表している。
またドルが、エネルギー価格の高騰などから、21世紀に入って
約7割下落した。(対ユーロ)ドルと原油はリンクしており、
スパイラルな相関関係にある。
その結果、米国の求心力が急速に低下し、
今後は「ポスト・アメリカ」がキーワード。
2.アジアダイナミズム・・・他方、大中華圏
(中国本土+香港・台湾・シンガポール)が相互連携を行い
大躍進している。2006年には、戦後初めて、日本人が
米国へ行った人より、中国に行った人が上回った。
また2007年の訪日者も戦後初めて、米国より中国から来た人が
上回った。近隣諸国に対する円の円安化により、昔は日本人が
香港やシンガポールなどに買い物に行ったが、
今ではその関係が完全に逆転している。
3.日本について・・・化石燃料を20.3兆円、食料を6兆円、
つまりエネルギーと食べ物を合わせて26.3兆円輸入し、
そのお金は、自動車17.7兆円、半導体等電子部品5.2兆円、
鉄鋼4兆円、合わせて26.9兆円を輸出し、賄っていることになる。
今後、エネルギーや食料が更に高騰すれば賄えなくなる。
これからは、エネルギー・食料を買うのではなく、
耕作する国にしなければならない。
そのためには、まず現在の食料自給率39%⇒50%に引き上げ、
戦後の日本の技術力を農業に活かさなければならない。
日本の食糧は、高くても安心という概念が世界に広がっており、
将来、食料輸出は1兆円規模になるだろう。
それに、地方の再生をリンクさせ、
都市部ではその販売網をしっかり整備することで、
システムとしての農業を確立させることができる。
このように、具体的な事例を示しながら
1時間にわたってお話をいただきました。
50年以上の歴史を持つ、宏池会が今後の日本の道すじを
どう方向づけていくのか、歴史を振り返りながら、これからの
日本の歴史を作っていかなければならないと思います。
古賀会長と谷垣先生のリーダーシップのもとで、
私たちも力を合わせていかなければならないとあらためて思いました。

